人生初、ピックアップトラックの荷台
ピックアップトラックの・・・えっ? 荷台に乗るって? 冗談やろ、本気? まさか・・・・、
夜、9時を過ぎようかと言う時間に荷台に乗せられ、しかも、結構な荷物と知ってる3人、知らん酔っぱらい2人。
で、350km、しんどいっす! 足ものばせません。勿論、幌も付いてません。
だんだん寒なって来て、そしたら、酔っぱらいの兄ちゃんが、新のビニールつなぎを「着ろ」と貸してくれた。
酔っぱらいやから話すこと支離滅裂やけど、優しい人等やったゎ、お陰で足も攣らんで済んでんな、
それにしても、あんなけ乗り心地の悪いピックアップの荷台でも、睡魔には勝てんで、寝て仕舞た。
朝、3時にダオの家に到着、お婆に挨拶して、顔がベタベタとか髪の毛がゴソゴソとかも気にもせん。
私もオップもミンんも蚊帳の中のベットになだれ込む。爆睡。
周りが動き出した気配、夜明けや、てか、未だ、3時間ほどしかねてないでぇ、
「飯を食え!」と言われる。カオニャオ(蒸しもち米)や、しかも、ドバッと充てがわれる。
けど、この量は・・・、無理矢理押し込んだら、「さっさと用意をしろ!」怒鳴られて、また、トラックの荷台に。
またか.......、「山へ行くぞ! 寺へ行くぞ! リゾートへ行くぞ!」
知らん間にそぉゆうことに、5時間かけてここに来て、5時間したらまた、荷台に乗って、
山に行って雨に降られて、風に吹かれて、大きい仏像がある寺、phra traiphum に行って、
誰やら知り合いのリゾートに行って、暗なってからお婆の家に帰って来て、
また、カオニャオと焼き魚と茹で野菜を突っ込んで、アップナム(水浴び)して、
階下では大音響でカラオケが始まるも、こちとら爆睡。三線もって来たに、何も出来んで寝てばかり。
次の朝、いや、夜が白けて来た頃、また大音響。今度は近所の寺から。昨夜よかもっと大音響。
今日の寺行事の放送のよう、
朝もまた、カオニャオと茹で野菜とナムプックサイパトゥー(揚げ鯵入りスパイシーディップ)、
もぉ、入りませんってゆう位、食え!食え!とお婆に迫られる。
皆、寺に出て行った。私はごろっとしてたかったけど、折角やからと寺に行く。
金の木を持った子を真ん中に、踊る人等、唄う人等、楽器を演奏する人等、近所の人等のパレード。
寺、三周する。踊りに呼ばれるも拒否。唄に呼ばれるも拒否。
タイ寺のお堂に入ったら、坊さんがお経、通常2時間以上やのに、今日は30分ほどで終る。
ぶら〜っとしながら村を歩く。
あれ? 来たときのトラックが無い。バンコクからの若者等が遊びに行ったとか、って・・・、また、夜、走るんか、
昼からぽっかり空いた時間。まず、寝る。寝れる、寝れる。やっぱ、車のガタガタとびゅーびゅー風は疲れるね、
夕方からすっきりして、やっと、三線の練習が始められた。
ミンが側に来て、今度は自分が吹いてるトランペットのメロディーを唄い出した。
あわせてやってみたり、調子笛で曲を吹いたり、2時間ほど遊んだかな?
また、お婆が「飯、食え!」え? カオニャオはそろそろ胃が受け付けぬが、丸茄子が湯がかれて出て来た。
バンコクで食べるんと違て甘い。何ぼでも食べれる。美味しい。ジャックフルーツの若い実を蒸して食べる。
初めての味、美味しい。お婆の心がこもってる。
何やホッとしつつ丸茄子を口に掘込んでたら、「帰るで!!!」 あのね、私のつもりも聞いてくれんかなぁ、
帰りは荷台、山の用な山の野菜にパッションフルーツに埋もれそうになって・・・・?
5人も乗るの、ここに? あらぁ〜、来た時よか、ハード、
やっぱり寒なって来て、重ねジャージ、もぉ、人の足、重なってます。
夜中の2時に家に着いて、スズの狂喜に襲われて、暖かいお湯のシャワー、ここ二日間の夢を満喫。
3時に就寝。7時前に目が覚めたけど、瞬きは1時間。それで起き上がって洗濯開始。
オップは夕方起きて来て、朝の9時かと思たとか、
いやぁ、バス旅行が強行軍やと思てましたけど、ピックアップトラックはもっとです。
お婆にも、お婆に妹にも「来年も来い!」と言われて、「来たいと思う」としか答えられへんかったんは、
やっぱ、ピックアップトラック強行軍やったからやな、
二泊三日、ピックアップの旅終了。
by takoome
| 2015-11-17 22:12
| 旅