悲しみを貰た日
Gary、行って仕舞わはってん。
思い出はそのまんま子供等の思い出と重なる。
10年以上前、無口なカナダ人と初めて話してん。
意気なり私の横に来て、私と同じ方向を向いてボソッと「takoome、元気?」
えっ?何で私の名前、知ってるん?て、思たんやった。
小さい思い出がぽろぽろと襲って来る。
埋葬式、質素な白い棺桶がユダヤ教の信徒達の手で埋められて行った。
その後、Bredとハグをしてん、
油断してたんよ、 そしたら、半端ないBredの悲しみがドバッと流れ込んできた。
声が出えへん。話されへん。涙があふれる。誰かに抱きしめてもらいたい。
そんで、Bredが胸を叩きながら、「ここ、ここ!」って、
やっぱ言葉が出ぇへんかったけど、何とか「そや、そや」
そんで、悲しみを貰た私は、もぉ、その場にいてられへんで、
帰り道、何かをを吐き出しつつ、
家に着いたらぐったり、
晩ご飯、作っといてよかったわ、
by takoome
| 2015-12-24 03:15
| 一言日記