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Tangled with・・・・・

四夜目のお通夜


昨夜,四夜目のお通夜に行って来た。
四夜目のお通夜_d0042827_20493075.jpg
お寺の入り口は・・・・こんなんになっていますが,
とっても大きなお寺でした。葬儀室が二十幾つもあって迷ってしまいました。


知らせを受けたのは亡くなって三日目,以前,仕事を一緒にした方でありました。
タイのお葬式は1週間続くのが普通なのですが,色んな事情から三日も有りだそうです。
坊さんのお経がご遺体が安置されているエアコンのかかった室内で行われ,
参列者は外で献花と記帳をします。

すぐ隣には違う方のお通夜が行われています。
すぐ後ろには掃除のおばさんが喰っちゃべっています。
献花の列を自転車が横切って行きます。
同じく,10バーツ果物屋が通り抜けます。
後ろの方の椅子には仕事の終わったおっちゃんがひっくり返っています。
猫も犬も記帳の列を横目に通り過ぎて行きます。
そこを通る人には全く関係なく、物珍しそうにジロジロ見られます。
沢山ある葬儀室を通り抜けながら、私も知らない人のお通夜をジロジロ見ます。

深く知り合った人でもなく,かと言って知らない人でもなく,
あぁ,そうだったのか・・・,亡くなったのか、
とっても残念だったわけでもなく、悲しいわけでもなく,
淡々と、そのうちだよなぁ・・・・・そんな風に時間が過ぎて行きました。

お坊さんの休憩の時間になり,最後にお線香を上げさせてもらいに行きました。
このとき,何時も・・・・昔っから思うことがあります。

私の両親はいわゆるクリスチャンで、子供の頃はお葬式も結婚式も教会しか知らなかったのです。
母の言う「前の人と同じようにすればよい」その言葉がしっかり長生きしていて今も頭の中をグルグル。
ですから線香だのち〜んだの手を合わせてどうのと・・・未だにきっちりわかっていません。
昨夜も前の人と同じようにうまくやっつけなきゃならねぇ!と頭の中をグルグル回っていましたよ,

無事、事なきを得たと思いきや,何? 隣の金ぴかの坊さん像に・・・何するん?

あ〜、一難去ってまた一難。タイ式に手を合わせてお辞儀をする×3回、これをするのか・・・

人も後ろに沢山並んでいます。さっさとこなさなければなりません。おろおろ・・・・
休憩の終わった坊さんが入って来ます。どきどき・・・・

うまく出来たかどうかわかりません。それを終えて,喪主の方、奥様にご挨拶。
これも・・・「このたびは御愁傷様でした」なんて取って付けたようになんて言えない。

・・・・・・・思わず手を握って「大丈夫?」と言ってしまった。


大丈夫なわけないのに・・・・・ 馬鹿な私。



そして家まで帰って、玄関先でレイジに塩を振ってもらいました。
by takoome | 2008-08-05 21:36 | 今日のタイ